リッチ空間実践!収納動線改善とインテリア
が、無事終了しました!
まずは現場調査とご提案から
インテリア・収納改善のお仕事として承ったこのお仕事。伺ったところ引っ越して間もないマンションで、カーテンも一部未購入部分も有る仮の生活をしていらっしゃいました。
まずは現場調査をし、現状のお部屋の使い方に対してより合理的・機能的で、かつインテリアの綺麗さを保ち続けられるような「リッチ空間」のご提案を動線管理、家具配置方法も含めていたしました。
テーマはずばり①床リッチ率の確保と動線整理 ②カモフラージュ(配線隠し) ③最適な場所に最適な収納を です。
①床リッチ率の確保と動線整理
←施工前 LDKに洋服があった
施行後 リビング机・カーテン購入→
①「床リッチ率」とは、言い換えるとルンバ(お掃除ロボット)が走れる、「ルンバブルな床」という意味です。床に物がおいてある状態は、決して人の心を豊かにしてくれません。そのためには、③最適な場所に最適な収納をにも繋がりますが、なぜ床に置いてしまう状態が生じるのか、生活の「動線」を整理する必要があります。
こちらの場合は、床にどうしても置いてしまうのはまず洋服。プリンターや紙の書類。でした。LDKは本来くつろいだりご飯を作った食べる場。お一人暮らしではありましたが、着替えその他は寝室に移動してもらいました。一人暮らしのためついつい楽な場所で着替えがちですが、LDKに着替え類はいりません。適する場所に戻ってもらい、随分部屋が広くなりました。
さらに、下の写真のとおりプリンターが床置きで、その右わきには掃除機が置いてある。これも「床リッチ率」を下げる原因となっています。掃除機や掃除機ロボットはキッチンの一角をユーティリティコーナーとして目線に入らない位置にもっていき、代わりに植栽を購入してスッキリとしました。プリンターはもともとリビングに置いてあった白い机を利用して場所を移動して設置し、その代わりにくつろぎ重視、色も都会的な空間に合わせて黒の「イサムノグチ」デザインのガラステーブルを今回誂えました。
←施工前 テレビの右横にプリンターと掃除機が置かれている
→施行後 プリンターと掃除機の代わりに配線ボックスと植栽
②カモフラージュ(配線隠し)
部屋全体が整然としない理由の大きな理由は、細かいモノがそのまま見えてしまうことです。先程のテレビの隣にあった掃除機は、ルンバなど他の掃除機と一緒にキッチン脇のユーティリティを作りました。さらに目隠し衝立を設置してカモフラージュ。玄関から入ってすぐのキッチンですが、写真や植栽も飾れることができるのは、賃貸では特に壁を触ることができないので、インテリアを楽しむ二重の効果となります。
←施工前 キッチンの後ろ側
→施行後 キッチン裏をユーティリティコーナーとし、目隠しでカモフラージュ
さらに今回は特に配線類が目に付くのが気になりました。先程のテレビの下に配線がとても多く出ていたのが分かりますか。多くの配線をコンセントタワーに差しているため、このコンセントタワーごと隠せるものを探しました。これ大きくて⇔の部分、30cmぐらいあるんです。
色々探しましたが、最終的に既製品でこれを隠すものがなかったため、イケアの箱を購入、カッターで切ってタワーboxを作成!
下のテレビと植栽の間のグレーの箱です。さらに寝室でも同じようにコンセントタワーboxを作成!
③最適な場所に最適な収納を
部屋をスッキリするこつは、収納をスッキリ、容量アップさせ、物の住所を決めることにあります。
←この収納には、棚板を4枚足し(ホームセンターで切り出してもらうのです)、かごを沢山買ってきて、ネームプレートで物の住所を決めました。
→このキッチンシンク下も、シンク下用ラックを買い容量を有効に使いました。
キッチンには食洗器を導入、コンロはほぼ使わないとのことで、コンロの上に蓋をし
(IHコンロを乗せる台を購入) 代わりに炊飯器やIH鍋を置く場所としました。
最後に、今回のクライアントさまからの声です。
まず、最初に設計図とイメージスケッチをご提案頂き、自分の希望を加えさせてもらいました。
そのため、専門家の方ならではのアイディアと自分のアイディアが融合し、より満足のいく部屋になりました。
とくに片付けることが苦手な私にとっては、どこに片付けるかという動線と、物を床に置かないための仕組みは、依頼終了後も役に立っており、部屋がきれいに保たれていることはありがたく思っています。
終わったあとも自分で山本さんから教わった仕組みを利用して、さらに部屋をキレイにすることも出来ました。
私は建築士の方はプライドが高そうなイメージがありましたが、山本さんは全く異なりとても腰が低く、お客さん目線で初心者に分かりやすく説明をしてくださいました。
カーテン選びもお店までお付き合い頂き、沢山のカーテンから私の部屋に合うカーテンの候補を数点挙げてくださり、最後は私が選びやすくしてくださるという心遣いにも感激しました。
引っ越しというのは人生の大きなイベントであるとともに、生活環境を良い方向に変えるチャンスでもあることが、今回お願いしてよくわかりました。山本さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!
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