舞台を愛する舞台を観た話
目次
舞台。それを生きる栄養にしている人たちにまた出逢いました。
komariaミュージカル研究会の皆さんです。
コマリヤさんと知り合い、お話して色々知っていくと、自力整体の本を出しているわ、お料理もお上手、なんと今回の劇団「ミュージカル研究会」を作っていて、自らも主役で出演、脚本も書いていらっしゃり、かつご主人様もご出演。、、と、
なんと人生を謳歌しているのだろう!といつもいつも感動をくれる方でしたので、今回はかなり楽しみにしていました。
子供も引き込む脚本力!
猫たちの世界。舞台で活躍するカルメン衣装の主役猫コマリアが、ぎっくり腰で舞台を降ろされ、老猫ホームに入居。元来の華やかさで、「騒ぎすぎー」と老猫ホームでも問題児扱い。そこに昔のロマンスや、職員同士のロマンスなども重なり、、、
最後は、ハッピーエンドで、「私は大きな舞台にもう立てなくても、仲間たちと、ここで出来ることをずっと演っていくわ!」という前向きなフィナーレメッセージ。まさにコマリアさんご本人と劇団を重ね合わせたような、「えええ‼そうなの、そんなに楽しいの、そんなに生き甲斐があるの」と️思わず参戦、参加したくなるような、ミュージカル研究会活動そのものの存在を押し出したような、コマリヤさんや出演の皆さんの生き方そのもののメッセージ。勇気を貰い、嬉しくなって帰れる作品でした。
特に一緒に観劇した小学生の娘もはじめから終わりまで思わず引き込まれ哀愁を感じ、一緒に笑い、、と見ごたえある見事な脚本、構成力でした。
メイキングオブ・・・完成度の高さの秘密は?
小さな規模の舞台や発表会は、舞台裏、メイキングオブ・・の部分がより身近に感じ、ご本人の生の声を聞ける私的にはかなりの舞台の醍醐味なのです。あのときああいう苦労があったのよ、というのはより舞台を観るときの厚みを増しませんか?
何せ、団塊世代が中心というこの劇団。全体練習は月二回。皆さんご家庭の用事もあるので、そのように設定しているということです。しかし、なんと、やはり。その裏には相当な積み重ねがありました。(以下 Q私と友人、Aコマリアさんとご主人)
Q 自主連がさぞかし大変だったことでしょう。
A 毎日主人と家で自主練習したわよ。
Q この公演の練習期間はどのくらいだったんですか。
A 丸2年。!脚本から数えるともっと・・
そして、ミュージカルの要の歌の数々。これがまた皆さんがうまくて・・・
- ホールニューワールド(アラジンより)
- カルメンよりハバネラ
- チューチュートレイン
- ウエストサイドストーリーより
どこかで誰もが聞いたことのあるバラエティに飛んだ曲を、ソロなりアンサンブルなりの歌で完成度高くつづっている団結力!その裏は?
Q 音はピアノの演奏の録音ですか?
A そうじゃないのよ!パソコンで編集。難しいのよ😊
まさか!!生ピアノの録音かと思いましたよ?想像できない技術を駆使している‼️ そして、ホームページのクリスマス会の画像などから、普段の団結力の高さがうかがえます!
A 脚本も、やっていくうちに老人ホーム部分がもう少し風刺めいたもの だったところからかなり変わっていまのようになったの。
はい、この団結力ならば、確かに「これいれよう、あれはやめよう、」など皆さんでワイワイと変わっていったのも想像がつきます。そして最終形は、人生の応援歌のように思いました。最後、出演者とロビーで触れ合い、テレビ撮影も受けてたコマリヤさん。きっと練習冥利、作者冥利に尽きたことと思います。お疲れ様でした。
好きなことを続けられる仲間の存在、発表できる場という目標の存在、オリジナルミュージカル、という無から有を生み出す苦しみと楽しさを味わい、ときめきをずっと感じられる人生は本当に素敵ですね。「舞台を愛する舞台」を堪能しました。
沢山の元気をありがとうございましたm(__)m!!!