新築祝完成!ー古材と古建具に新たな命の芽吹きー

こんにちは。山本です。4月から5月にかけて、猛烈に仕事が重なり、少し更新できずにおりました。そんな中、設計や行政手続き、工事監理も含めてお手伝いをした家が完成いたしました!おめでとうございます。

風のとおる気持ちのよい環境で、お客様を迎える玄関。屋根上部にかわいらしい△のハイサイドライトがあり、これが内部にもほんのりあかりをともします。

上の写真には2本の古い建具を再利用しています。正面の引き戸と、靴収納の2枚の引き違い戸。収納はこの古い建具の寸法に合わせて作ってもらっています。これらの建具は、古民家解体時に取っておいたものだそうです。新しい命をふきこまれたかのように、いきいきとしていますよね。

古材柱と古材梁を最も効果的にみせています。(「あらわし」といいます)

このためには、いま見えていない建物の構造のすべての柱、梁の「プレカット」つまり工場で材木を切ってくる、その施工図チェックの段階から、「ここには古材梁をいれてあらわしにしよう」など最終形態を想像しながら配置していきました。自然な曲がりやどっしりとした風合いが、一点ものにしかない味わいとなりますよね。

本がたくさん入ることを想定しています。照明も和モダンなものやアンティークなものなどいろいろと悩んだ上で、ダクトレールでスポットライト的にすることに落ち着きました。

上の建具2つも古いものです。こんな風に生まれ変わり、職人さんも建具も本望ではないでしょうか。

というわけで竣工、おめでとうございます。

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