「リッチ」空間で人生を豊かに–一級建築士事務所おりおん舎

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中古丸ごとルンバブルー中古の家を購入・リフォームする極意6つ

 こんにちは。突然ですが24時間を3分割すると8:8:8ですね。うち8:8つまり人生の時間の3/2を過ごすのは家風雨をしのぐ。毎日の生活の再生産。「家という機械」の機能です。ハード面(住まいのあり方)・ソフト面(人間関係面)の双方から「自宅をパワースポットに」することで、外でのパフォーマンスが上がるのはその時間の長さからも分かるのではないでしょうか。

 家という再生産の舞台を整えること。そこには当然、あなたが動いて座っているだけでなく、「財産の所有」つまりモノの存在とそれをどう保持するか、といったことも必然的に伴ってきます。

 それらモノをどう管理して、一軒丸ごとルンバブル(お掃除ロボットが走れる)、つまり片づけリバウンドをしないいつも綺麗な状態で整った家とすることで、頭の中もすっきりクリアとなり、引いては自己肯定感をはぐくみソフト面を整えることにも繋がります。

 家を整えること。これは「自宅をパワースポットに」する要素として不可欠といえます。飛躍するようですが、そのために、マンションや一戸建ての中古住宅を購入し、丸ごとリフォームするのはかなり有効な手段です。その理由を6つご説明しますね。

目次

1 なぜ中古住宅を購入するのか

 新築の家や新しい車は、キーを入れたとたんに数十パーセント価格が落ちるといわれています。中古の家を購入するのは、まずは初期投資を抑える絶好の機会です。

 さらに日本は現在、数字上は住宅の個数は世帯数を上回っており(平成25年統計で世帯数約5200万に対して住宅戸数約6000万)中古住宅というのは実は余っているわけです。もちろん立地や老朽度にもより実際に「住める」場所は限られていますが、そこをうまく探すという手立ては有効です。

 そして、中古住宅は、通常は壁紙を張り替えたり、水回りを直したりして市場に出るのが一般的ですが、それらをしていないリフォーム前の住宅を購入すると、その代金分が乗っていないわけです。それを購入して下記2の生活に合わせた家を作っていくのです。

2 家に合わせるのではなく生活に合わせた家

 建売の住宅や、マンションをせっかく購入しても、これは新築・中古に限らず、最初の計画がうまくいかないと結局家に合わせて住むことになり、どこかにゆがみが生じた結果、床に物を置く/部屋に物が収納しきれない/あちらこちらに分散してモノがどこにいったか分からない/せっかく片づけてもリバウンド。。という事態になっていきます。

 これは、建売住宅やマンションは、どんな家族構成の誰が入居しても、ある程度生活に合わせられるようなプロトタイプに従い、効率的な間取り・設計になっているからです。

 しかし実際にはあなたの持ち物・あなたの生活時間・あなたの家族構成は千差万別。あなたの最も重点を置く生活スタイルにあわせて住宅をはじめからあなたの人生に合わせて計画する。これは人生の半分の時間を過ごす「家」に対する盲点かつ、その後の最大の分かれ道でもあります。

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3 ブロークンウィンドウ理論

ところで、割れた窓が1か所でもあると、他の窓も割れてもいい という心理が働く・・・いわゆる「ブロークンウインドウ理論」というのがあります。

これは片づけにおいても同じです。

 このため、片づけのセオリー通り、

①最初に全てを収納から出し

②捨てるものと残すものに分別し

③物の住所を決めて収納する 

これを徹底した場所は、元が綺麗なのでなかなか汚くしたくない 心理 が働きます。

 通常、家の片づけはこれを何か所も連鎖していくことで成り立ちます。今日は「下駄箱」今日は「浴室」、「トイレ」「リビング」「キッチン」・・というように。

これを全ての部屋で連鎖し、継続していくことにより「一軒丸ごとルンバブル」住宅が完成できます。しかし、これを、家の全ての荷物を一旦出し、物を使う場所に厳選した物を置く、そのための動線と収納の確保、という全体リフォームをすると、家が一軒丸ごとブロークンウインドウ理論にのっとった綺麗な状態となり、その後綺麗に保とうというインセンティブが働きます。

4 リセットするには引っ越し時が一番

さらに、片づけのセオリーとして

①最初に全てを収納から出し

②捨てるものと残すものに分別し

③物の住所を決めて収納する 

これを強制的にやらねばならない場合があります=引っ越し

 中古住宅を購入して引っ越しをする。さあこの万全の機会をとらえて、今あるモノの7割を目指して断捨離しましょう。そしていざ引っ越し後、最初から生活に合わせた人とモノの配置と動線の確保をすれば、もうそこからは片づけリバウンドをしない家が出来上がるのです。

5 公私の分離-ホテルライクな家

さてではどういったプランが有効か?単に収納が多ければいいのか?

・・・一つの有効な策として、「公私の分離」があります。公共とは、家族みんながくつろぐ場所。お客様をすぐ通せる場所。私とは、寝たり、体を洗ったり、外出の準備をしたり、プライベートな場所です。このプライベートな場所でいったりきたりするのが衣類。この衣類の管理をうまくプライベート空間だけで回せると、公共の場所はいつもモノがなく、綺麗を保ちます。  

こちらでも書きましたが、たとえば上の画像の右下、「クローク」つまり「家族全員の着替室」の計画。これは、外から帰ってきて部屋着に着替えたり、干したり乾いた洗濯物を取り込んで収納したり、のため洋服を脱いだりといった衣類を一括管理する部屋です。ここで全てが済むことで公共の場は汚れていきません。よく「ホテルライクな家」と言いますが、これはなにも見かけだけの話ではなく、ホテルのプランや百貨店など接客を目的とした建物には、リネン類の管理をするようなスタッフの裏導線、スタッフだけのエレベーター、廊下・・というものが必ずありますこれを住宅にも応用した形になります。

ただし、思春期のお子様がいらっしゃるライフステージの場合は、ファミリークロークだけでは難しいことが多いですね。巣立っていく子供たち。バランスです。

6 そうは言ってもすぐにそこまで考えられない場合は

そうはいっても、ローンの関係、教育費の関係など、人生において金銭リソースをどこにかけるか、というのは大きな決断を当然伴います。いますぐ全体的なリフォームを考えられない場合でも、対処療法的な片づけや模様替えではなく、将来を見据えた家全体のイメージ計画をし、それに向けて少しずつ、家具を増やしたり減らしたり、リフォームを一部ずつやっていったり、ということが有効です。


 いかがでしたか。家の計画を仕事としていると、これらの法則は本当に実感するところです。皆様人生の片隅に、「家」について真剣に考える機会を設けてみましょう。劇的に人生が変わっていきます